急に起こるお葬式。
その際に、もう言葉を
語ることの出来ない
故人の代わりに
お葬式を取り仕切り
お世話になった方に
生前のお礼をすることために
挨拶をする。
それが
喪主の役割となる訳ですが、
最近多くなるつつある
『家族葬』の際は
喪主は挨拶は
必要なのでしょうか?
家族葬=身内
というのが一般的なイメージ
かとは思うのですが、
身内にマイクを持って
堅苦しいお礼言うのも
変じゃない?
恥ずかしい…
というか…必要?
そう思う方も
多いのではないでしょうか?
そんな方のために、
今回は
『家族葬の場合の喪主の挨拶』
についてご紹介致します。
家族葬とは?普通のお葬式との違い
まず、家族葬の喪主の
話をする前に…
確認しておきたいことがあります!
それが、皆さんは
『家族葬』というものを
なんたるか?をご存知でしょうか?
私が、お葬式屋で働いていた際
多い質問が
『家族葬したいのだけどね、
家族葬って家族以外に誰を
呼ぶものなの?』
というものです。
お答えしましょう!
この質問をされている方は、
おそらく
『家族葬をしたくない方です!』
皆さんの認識では
家族葬=こじんまりとした
小さいお式
というイメージが多いようですが、
それは実は間違いなのです!
家族葬というのは名前のとおり
家族で行うお葬式です。
そのため、どんなに小さくても
一般の方が
1人でも入ると、それはもう
『家族葬』では無いのです!
逆に言うと親戚が例えば100人
集まったとします。
それはどんなに大きなお式でも、
家族葬となるのですよ♪
家族葬では喪主の挨拶はいるの?
家族葬とは何か?
を理解して頂き
ましたでしょうか?
そうなると、一般的に行う
お葬式で、喪主が行う
喪主の挨拶は必要なの?
皆身内でしょ?
と思ってしまいますが、
挨拶はやはりするべき!
と言えます。
しかし、挨拶の加減は
式の大きさによりますね~。
例えば、会場=自宅
故人=父 喪主=母 会葬者=息子、嫁
の式で、喪主の母が
『この度は…
お忙しいところ~』と
言いだしたら、
お母さん…大丈夫かな…。
と、心配してしまいますよね?
しかし、親族100人の大ホール
親族の中には、
顔も覚えてない方も…。
というお式で
喪主の母が、
『今日は有難うね~。
皆忙しいのに~
お父さんも喜んでると
思うわ~。』
と言うような
軽い挨拶を
してしまっては、
礼儀のなって
無い奥さんだな…。
と思われてしまいます。
このように、
親戚との関係や式の規模で
挨拶というのを
使い分けることを
オススメします♪
喪主の挨拶は何て言えば良い?
では、お次は
大きいお式で遠い親戚も
来てくれた場合の
喪主の挨拶はどういった物がベスト
なのか?を場面ごとに
ご紹介しますね♪
例①通夜式での挨拶
妻の○○と申します。 本日はお忙しい中 ここに生前賜りました、 尚、明日の葬儀告別式は (午前or午後) |
《ワンポイント!アドバイス①》
通夜の時は、
お越しくださり…では無く
『ご弔問頂き』という言葉がベストです♪
例②葬儀告別式での挨拶
妻の○○と申します。 本日はご多忙中にも こんな大勢のご親族皆様に ここに、生前賜りました 簡単でございますが、 |
こちらの動画にも詳しく説明が
あるので参考にどうぞ♪
《ワンポイントアドバイス②》
お葬式の際は弔問ではなく
会葬頂きと使いましょう!
喪主の挨拶をする時の注意点
挨拶はただすれば良いわけでは
ありません!
言葉は行動が伴って
相手に伝わるものです!
協力、姿勢は伸ばして
堂々とされることを
オススメします!
しかし、途中涙が出てしまう。
崩れ落ちてしまう。
という事も珍しくありません!
そういった場合は決して
失礼にあたりませんので
安心してくださいね!
人が一人亡くな
っているのです。
皆さんちゃんと
分かって下さるはずですよ
もし、立っていられない…
途中で話せなくなるかも…
と心配の場合は、
原稿を読みながらや
付き添いの方に
支えて頂いての挨拶も大丈夫なので
安心して下さいね♪
他にも
挨拶文で失敗の多いのが
忌み言葉です!
お葬式で言うと縁起の良くない
言葉ですので注意して下さいね!
忌み言葉一覧:一般編
・重ね重ね ・たびたび ・重々 ・いよいよ ・再三 ・再四 ・ますます ・返す返す ・次々 ・追って ・続く ・なお ・浮かばれぬ |
忌み言葉:仏式葬儀編
・浮かばれない ・迷う |
忌み言葉:神式・キリスト編
・成仏してください ・供養 ・冥福 ・往生 |
などがあります!
重ね重ね、たびたび
等は結構皆さん気づかない
うちに使ってしまっていますので
ご注意下さい!
以上、家族葬の挨拶について
ご紹介致しましたが
いかがでしたでしょうか?
家族葬と言うと、
お金もかからない
気楽というイメージが
多いようですが、
呼ぶ親戚が多いと
そうも行きません。
家族葬には家族葬の
一般葬には一般葬の
メリット、デメリットが
あるものです。
そういった問題にも
目を向けて
ベストなお葬式を選択して
頂ければと思います。