お葬式のマナーについて、多くの書籍やwebサイトがありますが、ひと口にお葬式のマナーとはいっても立場が違えば取るべき対応も違ってくるはずですよね?
亡くなったのが配偶者の祖父母であった場合は、孫嫁としてお葬式に出席する必要はあるのか?
出席するならばどのように対応するべきなのか…。
今回は「孫嫁」としてあなたがとるべき対応、マナーについてご紹介していきますので参考にしてください。
故人の孫嫁は面識がなくても親族!?葬式の参列は必須なの?
故人の孫嫁となると故人とは「ほとんど面識がない」という人も少なくないでしょう。
でも結婚した以上、夫の親族は自分の親族ととらえるべきではないでしょうか?
自分のおじいちゃん、おばあちゃんが無くなった場合は仕事の休みを取ってお葬式に参列することでしょう。
夫のおじいちゃん、おばあちゃんの場合で合っても同じことで、葬儀のために仕事を休むことになんの問題もありません。
ただ、子供が小さくて遠方からの参列が難しい場合や自身の体調が悪くて参列できないという事もあると思います。これは「孫嫁だから」という事ではなく、どんな場合でもケースバイケースで判断するといいですね。
義実家側の目がたくさん!孫嫁が知っておくべきマナーとは
葬儀に参列することになったら、孫嫁としてどのような対応をするべきでしょうか?
孫嫁が知っておくべきマナーを紹介していきますね。
普段あまり会うことがない義実家の親族の目があるので「できるだけいいところを見せなければ」と思うかもしれませんが、孫嫁としてここは、あまりでしゃばるべきではありません。
お姑さんに「なにかお手伝いすることがあれば声をかけてください」
と伝え、控えめに過ごすようにしましょう。
基本的には「お客さん」になってもいい立場ではありますが、場合によっては孫嫁と言えど「あれをやって」「これをお願い」と大忙しという事もあるようです。
受付やお焼香でのマナーは?
次に受付お焼香のマナーについておはなししていきますね。
受付では普通であれば
「この度はご愁傷様です」
などと声をかけますが、孫嫁の立場では
「お世話になります」
声をかけるといいでしょう。
お焼香については、孫嫁であれば自分が一番最初になることはないので前の人のやり方を見て同じようにするといいですよ。
心配な方は、こちらの動画でお焼香のやり方を紹介しているのでチェックしてみてください。
回数が1回の場合や3回の場合など宗派によって違うのですが。自分の宗派がわからない場合は、1回でいいでしょう。
服装やアクセサリー、数珠はどんなものが無難?
服装はお葬式はもちろん喪服ですが、お通夜の場合、一般弔問客であれば、きちんとした喪服ではなく地味な服装で
「急な不幸の知らせを聞いて急いで駆け付けました」
という気持ちを表すことがありますが、孫嫁は遺族側になり一般弔問客をお迎えする立場になるので正式な喪服で参列しましょう。
露出が少なく、スカート丈は膝が隠れるながさにします。
マニュキア、香水は避けてアクセサリー類はパールと結婚指輪以外は付けません。
ストッキングは黒いものを着用します。
お葬式での靴のマナーについてはこちらの記事をお読みください。
→お葬式の靴にストラップ付のヒールはダメ?マナーを紹介!
仏教の場合は数珠が必要になりますが宗派によって作りがちがいます。自分の宗派の物を用意して使用しましょう。
仏教でない場合は数珠の用意は必要ありません。
親族以外の参列客から挨拶されたら、どんな言葉を返す?
親族以外の方から
「この度はご愁傷様です」
などと声をかけられたときは孫嫁の立場としてどのような言葉を返すべきでしょうか?
例をあげれば
「お気遣いありがとうございます」
などがありますが、特に気の利いた言葉でなくても、丁寧に頭を下げお辞儀をするだけでもいいでしょう。
こちらの記事も参考になります。
→葬式での挨拶を例文で紹介!孫編
孫一家として香典金額はいくら包む?渡し方は?
お香典の金額はいくら包めばいいのかも悩んでしまうところですね。
相場は1~3万円くらいですが親族間で決まっていることもあるのでその場合はそちらを優先させるべきです。
お香典の渡し方は一般弔問客であれば受付で記帳して出すことになりますが、孫一家も受付で普通に受付で出していいのでしょうか?
渡し方も受付に出す場合もあれば、喪主に直接渡すというケースもあります
お香典の金額や渡し方に関してはその家によってルールがあるので、自分の判断で出す前にお姑さん、お舅さんに
「お香典はどうしたらよいでしょうか?」
「いくらお包みすればいいでしょうか?」
と聞いてみるといいでしょう。
お香典のマナーに関する記事はこちら。
→葬式の香典!孫から祖父祖母への金額はいくらが常識?
まとめ
葬儀のマナーといっても孫嫁であれば自分から率先して何かしなければいけないこともなく、むしろ「頼まれたらやる」くらいのスタンスでいるといいでしょう。
基本的にはお姑さん、お舅さんにお伺いをたてて行動すれば間違いありません。
故人や親戚とあまり面識がなくても旦那さんの親戚は自分の親戚でもあるという事を忘れずに対応していきたいものですね。
参考になれば幸いです。