そろそろ法事の準備をはじめないと
考えた時、開始時間について
ちょっと疑問に思った事は
ありませんか?
開始時間は午前中からが多いけど、
仕事の人もいるだろうし・・・
『いっそのこと昼や夕方、
または夜からはじめてはダメなの?』
と、疑問に思いますよね??
法事は親戚や故人の親しかった
大切な人たちに来て頂く
大事な行事ですよね。
失礼な事はしたくないけど
せっかくならみんなに来てもらいたい。
そんな人の為に
- 法事の開始時刻はいつがいいのか
- 法事、当日の流れ
- 法事で気をつけるべきこと
を中心に、詳しく調査していきます!!
ぜひ参考にしてみてくださいね。
法事の開始時間はいつが一番いいの?時間帯別にご紹介
法事といえば、昼間に行われる
というイメージですよね?
法事の開始時間はだいたい
午前中~昼間と決まっているのでしょうか?
答えは、決まっていない。との事でした。
でもだったらどうしてみんな午前中くらいから
はじめるの??と思いますよね?
ここではまず、法事を行う時間帯
について調査していきます。
1.午前中の場合
基本的に時間帯を決めるとき、
来て頂くお寺(僧侶)の都合によって
変わってくる場合が多いです。
お寺によって、法事のお経は
午前中しか受けてくれないところもあり
一番一般的な時間帯は
11時からはじまり、その後会食、
そして15時くらいには解散
となる場合が多いです。
もし、遠方から来てくださる方が
いる場合は、集合時間によっては
前泊して頂く手配なども考えましょう。
2.午後の場合
午後からの場合、昼食後に始めると
またすぐに会食・・・となってしまう
時間帯になるかと思います。
14時くらいから始めて、
少し早い夕食という時間にすると
負担が無く良いかもしれません。
読経は40~50分程度で、
その後お墓参り1時間程度かかるので
会食の時間に合わせて前後させると
良いかもしれません。
3.夕方や夜の場合
夜に法事を行う場合ですが、
先ほどもお話した、
読経やお墓参りの時間と、
会食のスタート時間を考えると
遅くても16時には始めた方が
良さそうですよね。
お寺によっては、
夜の法事も受けてくださる所もあるのですが
受けてくださらないところも
多いようですので、まずは
お寺に相談してみましょう。
また、遠方の方が帰宅する時間が
あまりにも遅くなるのは失礼ですので
宿泊して頂くなどの配慮を
忘れないように手配しておきましょう。
当日の法事の流れとは?
法事は、故人の冥福を祈り
供養するための大切な日。
当日、どんな流れで供養するのか
何も把握せずにいると、
アタフタしてしまい、全然落ち着けない。
なんて事にもなりかねません。
法事では、どんな事が行われるか
知っておくと安心ですよね。
法事と言っても、色々ありますし
正直、良くわからない・・・
という人も多いはず。
ここで、法事の流れをご紹介します。
1.僧侶入場 仏壇の前に僧侶の席を設けておき
遺族、親戚の血縁の濃い人から前席に座り
僧侶様の後ろには、施主が座る。
2.施主の挨拶 法事開始の挨拶を行う。
3.僧侶様の読経 お焼香を
前の席の人から行う。
4.法話 僧侶様からのお話をお伺いする。
5.お墓参り
(49日以外はいかない場合もある。)
6.施主挨拶 法事終了の挨拶
7.会食
8.僧侶様退場 御布施をお渡しする。
ただし、会食をされない場合は、
法話の後、退場される。
こちらが基本的な流れになりますが、
各法事ごとに多少違いがありますので、
次に、法事ごとの当日の流れを
ご紹介していきますね。
1.49日の法事の流れ
49日とは、命日から49日目に
遺族・親族・友人・知人などの
お世話になった人をお招きし
供養を行います。
僧侶様の読経が行われ
読経の間にお焼香をします。
また、塗り物のお位牌に変えるため
仏壇に納める入魂供養が
行われます。
その後、参列者はお墓へ行き
納骨を行ってから会食を行う
という流れが一般的です。
納骨に関しては、一周忌までに
行うようにしましょう。
また、49日当日が平日などの場合
土日にずらして行う事もできます。
・親族、遺族、友人、知人などを
お招きする
↓
・僧侶様の読経 お焼香
↓
・仏壇への入魂供養
↓
・お墓参り 納骨
↓
・会食
お寺の都合などにより、前後する場合があります
2.一周忌の法事の流れ
一周忌とは、命日から1年目に
遺族・親族・友人・知人など、
お世話になった人をお招きし、
供養を行います。
僧侶様の読経、お焼香を行い、
その後会食を行います。
納骨が49日の時に出来なかった場合、
1周忌までに済ませておきましょう。
・遺族、親戚、友人、知人をお招きする
↓
・僧侶様の読経 お焼香
↓
・会食
3.三回忌の法事の流れ
三回忌とは、命日から2年目に
遺族・親戚・友人・知人などの、
お世話になった人をお招きし、
供養を行います。
基本的には1周忌と同じ流れで
僧侶様の読経、お焼香の後に
会食を行うという流れです。
会食の前後に、お墓に参る場合も
あります。
※友人や知人をお招きするのは
基本的には三回忌までになります。
・遺族、友人、知人をお招きする
↓
・僧侶様の読経 お焼香
↓
・会食
4.七回忌の法事の流れ
七回忌とは、命日から6年目に
遺族と親族だけで供養を行います。
僧侶様の読経、お焼香を行い
会食を行います。
会食の前後に、お墓に参る場合も
あります。
・遺族、親族で供養する
↓
・僧侶様の読経 お焼香
↓
・会食
基本的には、流れは同じなのですが、
友人、知人は三回忌までお招きし
七回忌以降は、遺族と親戚のみで
法要の規模を縮小していきます。
補足になりますが、法事の準備は
お寺の都合との兼ね合いもあるので、
早めに連絡し日取りを決めましょう。
当日、自宅やお寺で行う事が多い
のですが、お寺で行う場合は特に、
早めに予約を取っておくと安心です。
参列してもらう方々へは、電話連絡
または、往復はがきで案内状を
送付して、人数の把握をして
会食の準備を行っておきます。
また、当日に僧侶様へお渡しする
【御布施】と【お車代】の準備も
忘れないようにしましょう。
会食を僧侶様が辞退された場合、
【御膳料】も包みお渡ししてください。
法事での挨拶は誰がするべき?
法事の時には、挨拶をする場面が
何回かあります。
法事を始める時、終了する時、
また、会食の時などにするのですが
基本的には、【施主・喪主】が挨拶をする
というのが一般的です。
法事に来ていただいた御礼や
今後の支援依頼など、施主から
故人のことに触れながら
お話すると良いと思います。
では次の章で、法事の時の会食で
気をつけるべきマナーをご紹介します。
法事で気を付けたい会食時のマナーとは?
法事の後の会食は、故人を偲ぶ場で
【精進落とし】と呼ばれる場合も
あります。
その時に気をつけなければならない
マナーはご存知ですか?
普通の会食ではないこともあり
注意する点があります。
まずは会食開始の時に、
施主の挨拶をし、その後に
【献杯】を行います。
普通は”乾杯”と言いますが、
間違えないよう注意しましょう。
献杯は、故人に捧げて敬意を示す
意味合いがあるそうです。
施主・遺族・親戚・友人の中で
どなたにしてもらっても構いません。
献杯の前に挨拶をして頂くので
前もってお願いしておくと良いですね。
そして、食事は献杯が終ってからしか
手を付けてはいけません。
全員が揃ってから、位牌の前に
盃と食事を用意してから、施主の挨拶、
代表者の献杯となります。
この流れは、お葬式・法事共に
基本的には変わりませんので
覚えておくと良いと思います。
まとめ
いかがでしたか?
法事の流れと、会食のマナーを
ご紹介しましたが、意外と知らない事も
あったかと思います。
故人を偲ぶ大切な行事ですし、
流れを知ることで、少しでも
心に余裕を持てると良いですよね。
参考になれば幸いです。