ご家族がお亡くなりになった後、お仏壇に
位牌を配置しますが、この位牌には
配置の決まりがあるのかどうかは
かなり気になるところですよね。
そこで、ここでは
- お仏壇の位牌の配置のルール
- 位牌が複数ある時の配置の仕方
について解説させて頂きたいと思います。
ご家族がお亡くなりになり、お仏壇に
位牌を置くことになったけれど、
どう配置したらよいのかわからない・・・
という方は、ぜひ、以下の記事を
ご覧になってくださいね。
仏壇の位牌の並べ方!配置のルールとは?
位牌は故人の四十九日の法要が終わった後、
お寺のご住職に魂入れをしてもらいます。
この魂入れが終了した位牌は、
むき出しで置かず、必ず仏壇に
配置しなくてはいけません。
お仏壇がないご家庭は、四十九日の
法要が済むまでにお仏壇を用意して
おきましょう。
お仏壇の真ん中には御本尊様を
配置しなくてはいけませんので、
お仏壇に位牌を配置する場合は、
ご本尊の配置されている場所の左右か、
ご本尊から一段低い場所の左右に
配置します。
ご位牌が一つの場合は、ご本尊の
右側に配置します。
位牌が複数あるときの位置はどうする?
位牌が複数ある場合の配置マナーは、
仏壇から向かって右側が上座に
あたるので、右側からご先祖様の
古い順に配置していきます。
気を付けなくてはいけないのは、
お亡くなりになった順番に
配置するのではなく、
世代の古い順に配置する点です。
夫婦の位牌を配置する場合は、
夫の位牌を右、妻の位牌を左に
配置します。
位牌の大きさには決まりがある?
位牌は基本的にご先祖様の位牌の
大きさより大きく作っては
いけないので、
ご先祖様の位牌がすでにある場合は、
ご先祖様の位牌よりも背が
高くないように新しい位牌を
作らなくてはいけません。
また、ご先祖様の位牌より背が
高くてはいけないだけでなく、
お仏壇の中央に配置されている
ご本尊様よりも背が高くなっては
いけないので、
お位牌を作る際にはちゃんと
ご本尊様やご先祖様の位牌の高さを
確認してから作るようにしましょうね。
あと、注意しなくてはいけないのは、
最初に作る位牌を小さく作りすぎると
その後の位牌がそれよりさらに
小さくなっていきますので、
位牌を作る際にはあまり小さく
なりすぎないようにしましょう。
故人の位牌は複数あっても問題ないの?
故人の位牌は本家に一つという
決まりはないので、分家の方が
故人の位牌をもう一つ作っても
何ら問題はありませんし、
地域によっては子供の数分
位牌を作るところもあるようです。
本家から遠方に住んでいる場合は、
頻繁に本家のお仏壇やお墓に
お参りする機会がないと思いますので、
分家である自分の家にも故人の位牌を
置き、故人に間近で見守ってもらいつつ、
毎日お参りするのもよいかと思います。
位牌が痛んだらどうしたらいい?
位牌は、お亡くなりになられた方
そのものであると考えられて
いますので、痛んだ位牌を
そのままにしておくと故人が
かわいそうなので、故人の位牌が
痛んだら修理するか新しく
作り替えましょう。
痛んだ部分が修理可能なのかどうかは、
仏壇店に相談して、修理可能であれば
修理してもらいましょう。
痛んだ位牌が修理できないようで
あれば、お寺のご住職に痛んだ
古い位牌から新しい位牌に
故人の魂を移し替えてもらい、
痛んだ古い位牌はお焚き上げを
してもらいましょう。
まとめ
位牌をお仏壇に配置する場合、
お仏壇の真ん中は御本尊様を
配置するところなので、
位牌はご本尊様が配置されている
場所の左右か、ご本尊から一段低い
場所の左右に配置します。
ご位牌が一つの場合は、ご本尊の
右側に配置しましょう。
ご位牌が複数ある場合は、
仏壇から向かって右側が上座に
なりますので、右側からご先祖様の
古い順に、お亡くなりになった
順でなく世代の古い順に
配置しましょう。
夫婦の位牌は、夫の位牌を右、
妻の位牌を左に配置します。
位牌の大きさは、基本ご先祖様の
位牌の背の高さやお仏壇に
設置してあるご本尊様の高さより
高くなってはいけませんので、
新しい位牌を作る際には、
必ず、お仏壇のご本尊様と
すでにあるご先祖様のお位牌の
背の高さを測ってから
作成するようにしましょうね。