ご家族がお亡くなりになった後、
故人が眠るお墓に戒名を彫るのは
いつ頃がいいのかご存じない方は
結構いらっしゃると思います。
そこで、ここでは
- 墓石に戒名を彫る時期と相場の値段
- 墓石には戒名と俗名どちらを彫るものなの?
について解説させて頂きたいと思います。
墓石に彫る戒名に関する様々な情報に
ついてお知りになっておきたい方は、
ぜひ、以下の記事をご覧になって
くださいね。
墓石の戒名を彫る時期はいつ頃がいい?
墓石の戒名を彫る時期はいつ頃が
良いという決まりはないのですが、
だいたい納骨式までには
済ませておいた方が良いようです。
すでにお墓がある場合、四十九日の
忌明けの法要で親族が集まったときに
法要後に納骨式を行うというのが
一般的なようです。
ただ、遺族の気持ちの整理が
ついていなかったり、お墓が
決まっていない場合などは、
四十九日の法要の時に納骨式を
行わない場合もありますので、
その場合は実際に納骨式を行う日に
間に合うように戒名を彫って
もらうよう、石材店に依頼すれば
よいと思います。
墓石に戒名を彫るのは数日で
できるようですが、14日から
21日ぐらい出来上がりまでの
日にちに余裕を持たせて
依頼しましょう。
youtubeにて葬儀後の戒名彫り
について解説している動画を
見つけました。
実際にいつ頃戒名彫りをするのが
良いのかについて解説されて
いますので、ぜひ、ご覧に
なっておいてくださいね。
戒名を彫るときの相場の値段はどれくらい?
戒名は、墓石の竿石の背面や側面か、
墓石に彫る場所がない場合は、
霊標を設置しそちらに戒名を彫ります。
竿石は3名から4名ぐらいしか
彫れませんが、霊標には10名以上
戒名を彫ることができます。
霊標がなく新規で霊標を増設する場合は、
だいたい15万円以上かかるようです。
戒名を彫るときの一般的な相場は、
竿石に彫る場合は1名あたり6万円ほど、
霊標に彫る場合は1名あたり5万円ほど
となっているようです。
霊標に彫る場合は、霊標を石材店が
引き取り、戒名を彫った後、
お墓に戻しますが、竿石に彫刻する
場合は、現場で彫刻するのですが、
現場で彫刻するのが難しい場合は、
住職を読んで性根抜きをしてもらい
石材店で引き取り戒名を彫った後、
墓石を戻し住職に性根入れを
してもらわなくては
いけなくなりますので、
上記でご紹介した金額より
かなり費用がかさみます。
墓石に戒名と俗名のどちらを彫るのが正しい?
一般的に戒名と俗名・没年・享年は
セットで墓石や霊標に彫られます。
ただ、俗名は生前の肉体が持っていた
煩悩に満ち溢れた名前であるので
仏塔である墓石には彫らないという
考え方をされる方もいらっしゃいますし、
逝去し、肉体がほろんだあとは俗名には
意味がなくなるので、戒名や俗名
どちらがよいなどこだわる必要はなく、
どちらを彫ってもよいという考え方も
あります。
家族合祀の仏式の場合墓石に彫る文字
一般的に最も多く見られる家族合祀の
お墓を仏教式で新たにたてる場合は、
以下のような文字を墓石に刻みます。
家名
家名は墓石の竿石の表面に刻みます。
そのお墓が初代の場合は○○家と
彫ることが多いようです。
そのほかにも○○家代々や
○○家累代などと彫る場合も
あるようです。
戒名・俗名・没年・享年
戒名、俗名、没年、享年は一般的に
セットで彫られます。
亡くなった順に竿石の側面や背面、
または霊標に彫られます。
どのように彫るのかは信仰する
宗派や地域によって異なるようです。
建立者名・建立年月日
建立社名や建立年月日は、
竿石の側面や背面に彫られます。
仏をあらわすもの
上記でご紹介しました家名でなく
墓石の竿石の表面に仏をあらわす
南無阿弥陀仏や南無妙法蓮華経
などを彫る場合もあります。
まとめ
墓石に戒名を彫るタイミングは
納骨式を行う日までが一般的なようです。
納骨式は一般的に四十九日の法要の日に
行うことが多いようですが、
遺族の気持ちの整理がつかない場合は、
四十九日を過ぎてから納骨式を
行う場合もありますので、
実際に納骨式を行う日に間に合うように
石材店に14日から21日ぐらい
完成までの日にちに余裕を持たせて
依頼しましょう。
あと、墓石には戒名、俗名どちらを
彫るのが正式なのかというと、
一般的に戒名と俗名・没年・享年は
セットで墓石や霊標に彫られますので、
戒名、俗名どちらも彫るのが一般的な
ようです。
ただ、俗名は生前の肉体が持っていた
煩悩に満ち溢れた名前なので、
仏塔である墓石には彫らない
という考え方や
逝去し、肉体が滅んだ後は俗名には
意味がなくなるので、戒名や俗名
どちらがよいなどこだわる必要はなく、
どちらを彫ってもよいという
考え方もありますので、
最終的にどうするのかは、住職や
家族とよく相談して決めましょうね。