ご先祖様の眠る墓石の文字を最初に
彫ったときからかなりの時間が
経過していると墓石の文字の色が
消えかけたりしますよね。
そんな時に自分で補修する方法を
知っていたら助かりますよね。
そこで、ここでは
- 墓石に彫られた文字の色を補修する方法
- 墓石に彫られた文字の色落ちを予防する方法
について解説させて頂きたいと思います。
自分の家のお墓の墓石に刻まれている
文字の色が消えかけていて、
できれば、自分で補修したい・・・
と思っていらっしゃる方は、ぜひ、
以下の記事を読んでみてくださいね。
墓石の文字の色を補修するには?
墓石の文字の色落ちの補修を石材店に
依頼するとだいたい10,000円から
30,000円ぐらいかかるので、
できれば自分で補修して補修費用を
安く済ませたいものですよね。
そこで、以下に自分で墓石の
文字の色を補修する方法を
ご紹介させて頂きたいと思います。
自分で白い文字の色落ちを補修する方法は?
墓石を彫った後の文字に塗装している塗料は
どのようなものを使用しているかは、
石材店によって異なるようです。
普通の白いラッカーを使用している場合も
ありますし、白御影石を粉砕した粉や
樹脂にお骨を混ぜて色をのせている
場合もあります。
石材店に依頼せず、自分で白い文字の
色落ちを補修するのであれば、
ホームセンターなどで販売されている
水性の白ペンキを使用して塗りなおせば
よいと思います。
自分で塗りなおすときに必要な道具は
以下の通りです。
- 白ペンキ(油性だときれいに塗装できないので水性のものを使用しましょう)
- シンナー
- ビニール手袋
- 歯ブラシ
- 雑巾
- カッターナイフ
- ガムテープ
- 筆
- 綿棒
これらの道具を使用して自分で墓石の文字を
補修する方法は以下の通りです。
- 最初に塗りなおしたい部分を雑巾や歯ブラシを使ってきれいに掃除します。
- シンナーを使用して筆や綿棒を使って古い塗料を落とします。
- 補修する文字の周囲をガムテープで区切って、筆を使って白ペンキで文字を補修します。
- 完全にペンキが乾いた後、カッターナイフの刃を使って墓石に傷をつけないようにはみ出している余分なペンキをそぎ落としたら完成です。
youtubeでお墓の文字の白ペンキ
での補修の仕上げ作業の様子を
紹介している動画を見つけましたので、
自分で白ペンキを使用して
お墓の文字の補修をされる時の為に
ぜひ、ご覧になっておいてくださいね。
赤や金の文字の場合はどうする?
墓石に彫られた文字の塗装は白ばかり
ではなく赤や金の場合もありますよね。
赤の場合はホームセンターや
塗装専門店などで売られている油性の
漆塗料の朱赤を購入して
上記でご紹介されたような手順で
文字をきれいにお掃除した後、
古塗装をできる範囲で落とし、
筆できれいに塗り、乾かした後、
カッターナイフで余分な塗装を
そぎ落とせば完成です。
墓石の文字が金色の場合は、黄色の
油性の漆塗料と金箔を使用して
補修します。
油性の漆塗料は金箔を貼り付ける
接着剤代わりとして使用します。
こちらもやはり最初に文字周辺を
きれいにお掃除し、シンナーで
古い塗装をはがした後、
黄色の漆塗料を文字の部分に塗り
金箔を張り付け乾かし、余分な部分を
カッターナイフでそぎ落としたら完成です。
金箔は高価なので、金粉入りの塗料を
使用して補修したい・・・という方も
いらっしゃるかもしれませんが、
金粉入りの塗料は30日から90日ぐらい
たつと真っ黒に変色してしまう
ようなので、使用は控えましょうね。
これで解決!色落ちを予防する方法
墓石の色落ちや汚れの付着を防止するには、
石材店に依頼してコーティングを
してもらいましょう。
一度コーティングをしてもらっておけば、
雨が降るたびに汚れを洗い流すことが
できますし、何もしない状態よりも
色落ちをかなり防ぐことができます。
墓石の文字の色落ちや汚れが気になる方は、
ぜひ、石材店に依頼して定期的に
コーティングしてもらうように
しましょうね。
まとめ
墓石に刻まれた白色の文字が
消えかけている場合、石材店に
依頼したら10,000円から30,000円
ほどで補修してもらえますが、
水性の白ペンキを使用して自分で
補修すればかなり墓石の文字の
補修費用を節約することができます。
赤色や金色の文字の場合も
油性の漆塗料や金箔を使って
自分で補修することが可能です。
墓石の文字の色落ちや墓石の汚れが
気になる方は、石材店に依頼して定期的に
墓石をコーティングしてもらいましょう。
一度コーティングしてもらうと雨が
降ったら汚れをきれいに洗い流すことが
でき、墓石の文字の色落ちもある程度
防げますよ。