お葬式に参列したことのある人ならば葬儀会場に飾られている花を目にしたことがあるでしょう。
アレンジメントフラワーやスタンド花など色々な花が飾られていますが自分が送るときはどんな種類の花をおくればいいのでしょうか?
- いつまでに送ればいい?
- 誰宛に送る?
- どんな種類の花にするべき?
- 値段の相場は?
など、お葬式に花を送るときの送り方マナーをご紹介させていただきますね。
葬式の花の送り方マナー!
それでは早速葬儀の花の送り方マナーを見てまいりましょう。
手配はどこで出来る?いつまでに必要?
花の手配は最寄りの花屋さんで注文する方法と、担当葬儀社に注文する方法があります。
花屋さんへの注文は遠方から場合でも「花キューピット」などの加盟店であれば、葬儀会場近くの同じ加盟店の花屋さんに連絡して花の手配をしてくれます。
ただ、最近はお花の持ち込み不可という葬儀会場も増えているので決まった花屋さん以外からの持ち込みが出来なかったり持ち込み料がかかることもあります。
確実なのは担当葬儀社に頼むことでしょう。
支払いは当日支払うか遠方の場合は振込になります。
訃報を受け、葬儀会場と日にち、時間を確認したらできるだけ早い段階で注文しておきましょう。
お通夜の日の午前中までには注文しておきましょう。
送る宛名は誰宛?連名でもOK?
花を送る宛名は誰宛に送るのが正しいのでしょうか?
「喪主様宛」というのが本来正しいのですが私の経験上ですと
「○○会館○○家」
で届きます。
何人かでお金を出し合って花を送る場合の送り主の名前は連名でいいのかも気になるところですよね?
ちなみに私は最高で6人連名というのを見たことがありますが、花につけられる名札の文字が他の人に比べて極端に小さくてバランスが悪かったのが印象に残っています。
2~3人くらいであれば、連名でも構いませんが人数が多いようなら
「○○大学友人一同
「○○商事職員一同」
「孫一同」
という書き方にするといいでしょう。
花代の値段の相場は?
花代の値段の相場ってどのくらいなんでしょうか?
これは故人との関係性、花の種類によっても違い、地域の風習によっても変わってくるのですが5000円~20000円くらいが相場になります。
お悔みの花の種類!供花、枕花、花輪ってどう違うの?
続いてお悔やみの花の種類を紹介していきたいと思います。
ここでは
- 供花
- 枕花
- 花輪
について説明していきますね。
・供花
供花は「きょうか」または「くげ」と読みます。
故人の霊を弔い、慰めるとともに会場を華やかに飾り付けて故人を送り出すために飾られます。
遺族、親族、友人、葬儀に参列できなかった人や会社関係から贈られることもありスタンド花が一般的です。
お通夜から翌日のお葬式までの間会場に飾られ、その後は撤去されますが、地域によっては参列者がお花を持ち帰る風習があるところもあります。
・枕花
枕花(まくらばな)は故人の枕元に飾られる花です。
故人と親しかった人や親族などから送られます。
スタンド花に比べると小ぶりなアレンジメントな場合が多く、葬儀が終わった後も自宅へ持ち帰り飾られます。
・花輪
花輪(はなわ)は会場の葬儀会場周辺に飾られるもので一般的には会社や団体から贈られるものです。
地域によって禁止されている会場もあるので贈る前に必ず葬儀社、葬儀会場へ確認しましょう。
一般的に選ばれている花の種類は?
葬儀で使われる花の種類にはどんなものがあるのかも気になりますね。
葬儀の花といえば菊というイメージでしょうか?
実際今でも菊がメインになることが多いようですが、他の花がダメという事ではありません。
胡蝶蘭をはじめデンファレ、オンシジウムなどの蘭類やユリなど華やかさのある花も使われるし、菊といっても色や形も可愛らしいスプレー菊なども使われます。
カーネーション、ガーベラなども、お葬式のイメージではないかもしれませんが結構使われています。
「バラはとげがあるから葬儀では使ってはいけない」
とも言われていますが、故人がバラの花が大好きで…なんていう場合はこの限りではありませんし、使ってはいけない花というのはほとんど無いのではないでしょうか?
色合いは白っぽいものが基本ですが、大往生であった場合はむしろ明るく華やかな花々で送り出すということもあるようです。
果物がミックスされている花の名前は?関西でよくあるしきびって何?
お葬式で花以外に、果物や缶詰が盛られていてそれに花を合わせて飾られているのを見たことがありませんか?
あれの名前は盛籠といって贈る場合は葬儀会場、または担当の葬儀会社に連絡をして手配してもらいます。
そして、関西では花ではなくしきびが飾られるのが一般的なんです。
独特な香りと実や花に有毒物が含まれることから「悪しき実」といわれ、魔よけの意味も込めて使われていましたが、悪しき実→しきみ(しきび)と言われるようになったといわれています。
キリスト教の葬式ではどんなスタイルになる?
葬儀がキリスト教で行われる場合のマナーについてご紹介しますね。
キリスト教の場合は仏教でいうところのお香典の代わりに御花料を包みます。慰斗袋か白無地の封筒に「御花料」と表書きをして自分の指名を記載します。
準備した御花料は受付で渡します。
服装は仏教徒おなじく喪服で大丈夫です。
キリスト教の葬儀では仏教のように
「この度はご愁傷さまでした」
という言葉は使いません。
もし言葉をかけるなら
「安らかな眠りをお祈りいたします」
といった感じになります。
まとめ
知っているようで知らないお葬式でのお花の贈り方をご紹介しました。
花の種類、宛名や相場に関する疑問は解決したでしょうか?
地域によって違いもありますから、わからないことがあれば葬儀会社に問い合わせて相談してみるというのもいいでしょう。
参考になれば幸いです。
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