家族が亡くなったら…
どんなに冷静な人でも、
悲しみと寂しさでいっぱいになりますよね。
でも残された遺族には、
悲しみをぐっとこらえて
しなくてはならないことがあります。
そう、遺産の土地の処分です。
遺族みんなが
「そんな土地いらない」と言った場合、
その土地はちゃんと処分しないと
出費がかかって損になってしまうのです!
土地の処分方法は3つありますが、
どの方法にもそれぞれ
必要な手続きと注意点があります。
私も行政書士として遺産の処分を
お手伝いすることもあるのですが、
お葬式で忙しいときに
土地の処分方法を調べて家族で話し合うのは
ほんっとうに大変です…。
その上できる期間が限られている方法もあり、
できる限り急いで決断しなくはいけません。
そこで今回は
いざというときに最善の判断ができるよう、
- 遺産の土地の税金
- いらない土地の3つの処分法
- 3つの処分法それぞれの詳細と注意点
をご説明します。
遺産の処理は短い期間で行うのが
金銭的にも精神的にももっともお得。
普段から家族みんなで処分方法を把握し、
最善の方法を話し合っておきましょう。
遺産の土地の税金!どのくらい負担になる?
どんな土地にも固定資産税がかかります。
早速こちらの動画を参考に
あなたの土地のだいたいの税額を
ちょっと計算してみてください。
…結構な負担額ですよね(>_<)
「税金が家計に負担だ!!」と思った方は、
いっそ売却してしまうのがおすすめです。
土地を個人間で売買するのは難しいので、
専門業者に売却を依頼しましょう!
そして大切なのが
”複数業者に見積もりをとる”こと◎
業者によって得意や条件が違うため、
業者によって売却価格が
大きく違うことがあるのです。
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「先祖代々の土地だから
知らない人に売るのはちょっと…」
という方は、次の3つの方法がおすすめです。
遺産で残されたいらない土地の3つの処分法!
遺産で残されたいらない土地を処分するには、
- 相続放棄
- 寄付
- 近隣の人に売却
という3つの方法があります。
ひとつずつ詳しくみていきましょう。
1.相続放棄
相続放棄とは、文字通り
「相続を放棄すること」です。
相続自体を放棄するため、
いらない土地を背負わなくてすみます。
※放棄された土地は国に帰属します。
相続放棄の手続き・方法
相続放棄の手続きは、
- 家庭裁判所に必要書類を提出する
- 家庭裁判所からの照会に答える
(郵送・電話・面談。省略の場合もあり) - 家庭裁判所から相続放棄申述受理通知書が届く
という流れで進みます。
まずは故人の住民票のある家庭裁判所に
問い合わせてみてくださいね。
書式は各家庭裁判所にあります。
相続放棄の注意点
相続放棄はいらない土地を放棄できるため
一見便利なのですが…
絶対に注意してほしいことがあります。
- 土地以外の相続財産もすべて
まとめて放棄することになる - 相続が開始してから3ヶ月以内しか
相続放棄できない
という点です。
土地以外の預金や貴金属など
すべての遺産を放棄することになるため、
遺産額によっては大損をする場合もあります。
3ヶ月という短い期間で
故人の財産をしっかりと確認してから、
相続放棄を行ってください。
2.寄付
土地を寄付することもできます。
- 地方自治体
- 公益団体
- 寺院など
が寄付先として人気です。
寄付の方法
寄付の方法は寄付先によって違うため、
まずは寄付したいと思っているところに
寄付の旨を申し出てください。
寄付の注意点
寄付は相続放棄と違って
土地だけを手放すことができるため、
遺族にはメリットが大きいのですが…
寄付を断られることはかなり多いのが現実です。
贈与税がかかる場合もありますし、
あなたがいらない土地は
他の人もいらないということですね(>_<)
寄付について詳しくは
⇒相続の土地は寄付できる?売れない不動産5つの処分法とは?
をご覧ください。
3.売却
近隣の人に売却する方法もあります。
売却の方法
近隣の人に売却する場合は
- 自分で交渉する
- 仲介業者をはさむ
という方法があります。
近隣の人と額の大きい取引を
直接するのはちょっと気が引けますし
遠方に住んでいる遺族も多いと思うので、
できれば仲介業者をはさみましょう。
業者をはさむことで
相場価格を知ることもできますからね♪
どんな人に売る場合でも、
相場価格を知って損なく売却しましょう。
土地の買い手として一番多いのは
隣の家の人です。
案外「ちょうど庭広げたかったんだ」と
買ってくれる場合もあります。
売却の注意点
個人間で土地を売買するには、
- 簡単な契約書を作る
- 代金を受領する
- 法務局に一緒に行って登記する
の3ステップの手続きが必要です。
間違いがあってはいけないので、
できれば行政書士・司法書士に依頼しましょう。
まとめ
いかがでしたか?
遺産の土地をいらない場合は、
業者に売却するのが一番おすすめです。
スマイスターで一括見積をとって
できるだけ高く土地を売りましょう◎
他にも、
- 相続放棄
- 寄付
- 近隣の人に売却
という3つの方法があります。
どれもごくわずかな負担で
いらない土地を処分できますよ(*^^*)
しかしどの方法にも期間の限りなど
注意点があります。
普段からしっかりとご家族で話し合って
いざというときの対応を決めておきましょう。