親しい人が亡くなったという
知らせを受けた時、
最後に一目姿を見たい!
そう思うものではないでしょうか?
しかし、手ぶらでは流石に…。
結婚式の時は大体3~4万円位
包むけど、
お葬式の時ってどうなの?
お金をもって行くとすれば、
何かルールとかってあるの?
教えて欲しいけど…
聞いたら非常識とか思われないかしら?
そう、お悩みの貴方!
今回は、そんな悩みを解消出来る!
お葬式における、お金のマナーや
ルールをご紹介致します!
お葬式のお金はピン札厳禁! それはなぜ?
何事も、綺麗なものというのは
嬉しいもの。
お札も、お釣りでピン札を貰うと
何だか得した気持ちになりますよね~。
行事ごとで言うと、
結婚式ではピン札を送るのはマナーと
されています。
ちなみに、その理由は知っていますか?
それは、ピン札は用意しなければ
手に入りにくいものです。
私は事前に用意して
この日を心待ちにしていましたよ!
という意味合いがあるのです♪
では、お葬式の時はどうでしょうか?
結婚式の時はまっていました!
という意味で送ります。
それと、同じことをお葬式ですると?
お葬式を(亡くなるのを)
心待ちにしていました!
という意味に取られかねません!?
そのため、急なことだったので、
急いで準備しました。
という意味を込め、古いお札を用意
することをオススメします。
新札しか無い時はどうする?
しかし、中には風水的には
ピン札を入れるのは良いのよ!
私、ピン札しか持たないの!
という方も居ますよね?
そんな時は、ピン札を半分に
おり、折り目を付けましょう。
ギチギチに付ける必要はありません。
軽く付けるだけで大丈夫ですよ♪
逆にシワシワ、汚れが付いている。
といった、古いではなく
汚いお札も失礼にあたります。
お金とはいえ、自分も
もらったら、あまり良い気のしない
お札は渡さないようにして下さいね。
そういったお金は、
買い物時に使用したり、
金融機関で綺麗なものに替えて
もらいましょう♪
お金…ないんです…香典金額が相場よりも少ない香典はあり?
親族さんでさえ急なお葬式。
友人、知人は更にいきなりの
出来事です。
そんな時に困るのが『香典』
香典の相場っていくらなの?
とよく聞かれますが、
基本的には、
下記のようになっています。
両親 | 5万~10万 |
兄弟 | 3万~5万 |
祖父母 | 1万~5万 |
叔父・叔母 | 1万~5万 |
その他親戚(従兄弟など) | 1万~3万 |
友人・知人 | 5千~2万 |
金額に幅がありますが、
この幅は年齢や懐状況で自分に
ベストな金額を選ぶようにしましょう♪
結婚式であれば事前に
少しずつ貯めておく。
ということができますが、
お葬式ではそうは行きません。
しかし、皆さん色んな
事情があります。
急なことだったから…
手持ちがなくて…
気持ちじゃダメ?
そう思ってしまいそうですが…
では、実際はどうなのでしょうか?
それは…厳しいようですが
香典の金額というのは、
一種のマナーです。
そもそも、香典というのは
仏様にお供えするもの。
(昔は、お線香や、供物をお供え
していたのですよ♪)
そして、急な不幸で大変な
ご家族に対する支援。
という意味があります。
お葬式は結婚式同様、
多額のお金がかかります。
そんな式に、手ぶらで行く。
というのは失礼な話だとは
思いませんか?
そういった意味でも、
無い場合は誰かに借りる。
どこかでやりくりする。
など工夫をしてみては、
如何でしょうか?
願わくは、急に起こり得る
ことです。
気持ちよく、最後のお別れに
行けるように!
その分だけでも、
事前に用意しておく
ことをオススメします。
他にも香典には守るべきマナーがある
上記では金額のマナーについて
お話しましたが、
香典には他にも気を
つけなければいけない
マナーがあります。
それが、香典の金額について!
上記にて、金額は
自分にベストな金額を!
と説明しましたが、
その中でもいくら
ベストな金額だったとしても!
金額は4や9などは死、苦を
連想させる ため避けましょう!
お金の入れ方や向き
金額についての注意は
ご説明しましたが、
お金を入れる際も気遣いが重要!
香典袋には水引と言われる
帯が付いています。
多くの人が、お金を入れる際
この水引を動かしがちなのですが!
これは間違いです!
水引を引っ張ってしまうと、
紙がシワになったり
水引の形が崩れたりしてしまいます。
必ず水引を抑えて
、紙を引き抜くようにして下さいね♪
お金は中包み
(紙でお金を包むタイプ)の場合は、
広げてお金を真ん中に、表
向きに入れます。
そのまま折り目に、
従って元の状態に折り、
最後にのりづけし「〆」と
書きましょう。
封筒状の場合は、
開けた時にお金が表に出るように
入れましょう。
その際も、のり付けをして、
封をし「〆」を書きます。
誰の物か管理できるように、
裏の右端、
もしくは表の真ん中に
金額を漢字で書きます。
(金壱萬円也というように。)
そして、裏に名前住所もちゃんと書いておきましょう。
最後に正式包を包むのですが
(一番上の固めの紙)
その際に多いのが
最後の折りが上から下か
下から上か?ということ!
正解は上から下です!!
悲しみの涙が上から
流れて来るように…。
と私は覚えています♪
(因みに結婚式では逆で、
笑が下から上がるように♪
と覚えています)
最後に水引をセットし、薄墨で
表書きと自分の名前を書いて完成♪
文書では少し分かりにくいので、動画も参考にして下さいね。
袋の書き方や水引の色
金額の次に、皆さん困ってしまうことが
袋の種類や記入ごと!
水引一つでも、
「黒白」「黄白」
「青白」「銀」「黒」など
様々な色があります。
どれを選べば良いの?
それに、袋に書く事も
なんて書けば良いの?
実はそれは、
相手さんの宗派によって
内容が違うのです!
下記の表にまとめたので、
参考にどうぞ♪
仏式のお葬式 | [表書き]「御霊前」・「お香典」 [水引の色]白黒・総銀 |
神式のお葬式 | [表書き]「御玉串料」・「御霊前」 [水引の色]白黒・総銀 |
キリスト教のお葬式 | [表書き]「御花料」・「献花料」 [水引の色]白黒・総銀(無くても可) |
分からない場合 | [表書き]「御霊前」 [水引の色]白黒・総銀 |
ややこしいですね~。
少しでも不安な時は、
一番下の
「分からない場合」のバージョンで
行くことをオススメします♪
ふくさの包み方や渡す時の言い方
折角ここまでしたのに、
渡し方が雑では勿体無い!
ふくさの包み方はこちらの
動画を参考にどうぞ♪
最近では簡単な挟むだけの、
ふくさもあるので、
自信の無い方はそういった物を
使うと便利ですよ~。
渡す際は、大きすぎず、
小さすぎない声で
控えめに「ご愁傷様です」と
一言添えましょう。
明るく、元気にはこの際は全く
必要ありません。
出さないように、注意してくださいね!
最後に
以上、お葬式のお金について
お話ししましたが
いかがでしたでしょうか?
お金が絡むと、どうしても憂鬱になってしまいますが、これは必ずしも
皆さん迎えることです。
今回は参列者かもしれませんが、
次は喪主かもしれません。
その際に、気持ちよく皆さんに
来て頂けるためにも。
助けて貰えるためにも、
ちゃんとしたマナーで気持ちのいい
お別れができるように心がけて下さい。