仏壇の前で手を合わせるときに
使用するのが、おりんですが、
このおりんは正式にはどのように、
また何回鳴らせばいいのかご存じない方も
多いのではないかと思います。
そこで、ここでは
- お仏壇のおりんの鳴らし方など基本作法は?
- お仏壇のおりんを鳴らす回数は何回?
- おりんの掃除方法
について解説させて頂きたいと思います。
お仏壇のおりんの作法や鳴らす回数、
意味についてお知りになりたい方は、
ぜひ、以下の記事をご覧になって
くださいね。
仏壇のりんの基本作法!鳴らし方の手順は?
仏壇にお参りするときに使用する
おりんの叩き方は、上からたたく方法と
横からたたく方法があります。
どちらの叩き方をする時にもりん棒を
弾ませるようにたたくとよい音が響きます。
りん棒を押し込むようにたたくと
良い音が響かないので注意しましょう。
あと、仏壇にはろうそく立てやお線香立て
などがおりんの周りにありますので、
おりんを横から叩くときには
このろうそく立てやお線香立てを
倒さないように、これらの
ろうそく立てやお線香立てを移動させて
からたたくようにしましょう。
オススメのおりんの叩き方は、
上からおりんのふちをりん棒で
叩く方法です。
こうするとよい音も出ますし、
周りに立ててあるお線香立てや
ろうそく立てを倒すこともありません。
youtubeにておりんの鳴らし方を
詳しく解説している動画を見つけました。
実際におりんをどうならせばよいのか
映像で確認されたい方は、ぜひ、
ご覧になっておいてくださいね。
鳴らす回数は何回?
おりんはこれからご供養します
という合図です。
おりんはお仏壇に手を合わせる前に
鳴らします。
このおりんを鳴らす回数には
特に決まりはありませんので、
鳴らす回数は1回でも2回でも
構いません。
りんにはどんな意味があるの?
仏教では、仏さまやご先祖様は
天上におられると考えられています。
その天上におられる仏さまや
ご先祖様に向かって祈りや
供養を届けるのが天高く昇っていく
イメージのあるおりんの音の持つ
意味であるようです。
磨きをかけるとピカピカに!りんの掃除の仕方
どんなに高価なおりんを
購入していても、時間がたつにつれ
表面が変色していきます。
そんな変色したおりんをピカピカに
するお掃除する方法が専用クリーナーを
使用してのお掃除方法です。
りんの汚れ落とし専用のクリーナーは
仏壇店などで販売されていますので、
おりんの汚れが目立つようになり、
お掃除してピカピカの状態に
戻したい方は、仏壇店に行って
購入しましょう。
価格はひとつ400円前後ぐらいです。
ただし、専用のクリーナーを使用しても
変色が進みすぎているとクリーナーで
磨いてもきれいになりづらくなりますので、
おりんが少しでも変色してきた・・・と
思ったらこまめに専用クリーナーで
磨くようにしましょうね。
りんの購入の仕方
おりんは、一般的にお仏壇を
購入するときに一緒に購入する
ものですが、おりんは長年
使用していると変色してきます。
購入するときに表面に透明塗料を
塗っておくと長期間変色を防げますが、
磨いても変色がとれないなどの理由で
おりんを新調されることもあると
思います。
おりんを選ぶときには鳴らして
みてきれいな音がなるものを
選ぶことも大切ですが、
多少高価であっても、おりんの品質が
良く長年使用してもあまり
変色しないものを選ぶことが重要です。
まとめ
おりんの叩き方は、上からたたく方法と
横からたたく方法があり、良い音を
響かせるためには、どちらの叩き方を
するときもりん棒を弾ませるように
叩くようにしましょう。
また、仏壇にはろうそく立てや
お線香立てなどがおりんの周りに
ありますので、おりんを横から
叩くときにはこれらをどかせてから
たたくとろうそく立てやお線香立てを
倒すことなくおりんを鳴らせます。
あと、おりんを鳴らす回数には
決まりはありませんので、
1回鳴らしても2回鳴らしても
構いませんので、
その天上におられる仏さまや
ご先祖様に向かって祈りや供養が
届くように、上記でご紹介した
鳴らし方できれいな音を立てて
鳴らしてご供養しましょうね。