何か月も前から
国内または海外旅行の
予約をしていたのだけれど、
旅行日前に身内が亡くなり、
旅行予定日が喪中期間中となった場合、
旅行は控えなくては
いけないのかどうかについて
知りたい方は多いと思います。
そんな状況になった場合に備えて、
ここでは
- 喪中期間中の
旅行を控えるべき理由 - 旅行以外にも
喪中期間中にしてはいけないこと
について解説させて頂きたいと思います。
旅行など喪中期間中に
してはいけないことについて
詳しくお知りになりたい方は、
ぜひ、以下の記事を
ご覧になってくださいね。
喪中の旅行は絶対に控えるべき?その理由とは?
喪中期間中は、
お祝い事への参加とともに
遊行である旅行も控えるべきだと
されています。
これは、明治時代に作成された
服喪の取り決めで
旅行などの遊行を控えるようにと
取り決められていたことが
起因しています。
喪中が理由でのキャンセルは旅行会社に免除してもらえる?
身内に不幸があったことなど
事情を説明すれば
旅行のキャンセル料を
免除してくれることもあるようなのですが、
実は、喪中であるからという
理由であっても、
予約していた旅行を
キャンセルする場合、
ほとんどの旅行会社は、
旅行料金を免除することなく
規定通り30%から40%ほどの
キャンセル料を支払わなくては
いけないようです。
ただし、旅行の際に
加入していた保険の中に、
親族が死亡したため
旅行に行けなくなった場合の
キャンセル料金を
保証していることもありますので、
もし、旅行を予約するときに
保険に加入していた場合は、
キャンセル料を保証してもらえるのかどうか
確認してみることをおススメします。
予約していた旅行が国内ツアーの場合は、
旅行予定日の21日前であれば
キャンセル料が発生しませんので、
21日前までに
故人がお亡くなりになったのであれば、
旅行会社に連絡して
速やかにキャンセル手続きを行えば
キャンセル料はかかりません。
国内ツアーのキャンセル料は
旅行予定日の20日から8日前までだと
旅行代金の2割、
旅行予定日の7日から2日前までだと
旅行代金の3割、
キャンセルするのが旅行日前日だと
旅行代金の5割を
キャンセル料として
支払わなくてはいけなくなります。
旅行日当日や
旅行を取りやめることを
旅行会社に連絡しない場合は
旅行代金全額を
キャンセル料として支払わなくては
いけなくなりますので注意しましょうね。
どうしても喪中に旅行に行きたい場合はどうする?
基本的に喪中期間の中でも
故人がお亡くなりになってから
最大50日の忌中期間中は、
お祝い事及び、遊行にあたる
旅行は控えなくてはいけません。
ただし、この忌中期間を
過ぎているのであれば、
喪中期間であっても
旅行に出かけてOKな場合もあります。
ただし、忌中期間を過ぎていれば、
必ずしもOKなわけではなく、
喪中期間中であるけれど、
お家や地域の習慣によっては
忌中期間を過ぎても
喪中期間中は
旅行などの遊行をしては
いけない場合もありますので、
事前にお家や地域の習慣を
考えてみた上で
旅行に行っても良いのかどうか
必ず両親などのご家族や
ご親戚などに確認し、
きちんと了承を得てから
旅行に行くようにしましょうね。
旅行以外にも!喪中期間中にしてはいけないこととは?
喪中期間中には、旅行だけでなく
新年のあいさつも
控えなくてはいけないので、
年賀状を出状してはいけません。
ですから、
年賀状の準備を始める
11月から年末までに
喪中はがきを出さなくてはいけません。
喪中はがきが届いたときは、
一般的に年賀状を出すのを
控えるものなのですが、
ご存じない方から
年賀状が届いたとしても
それ自体は、
マナー違反にはあたりませんので、
もし、喪中期間中に年賀状が届いたら、
松の内が明ける1月7日以降から
立春の2月4日までに、
喪中であったため、
年賀のあいさつを
控えさせて頂いた旨を書きそえた
寒中見舞いを
送付するようにしましょうね。
youtubeにて
寒中見舞いの例文を
紹介している動画を
見つけました。
喪中に年賀状が届き
寒中見舞いを出さなくては
いけなくなったとき、
どのような文章を
書いたらよいのかわからなくて
お困りの方は、
ぜひ、以下の動画を
ご覧になってくださいね。
また、喪中期間には、
結婚式などのお祝い事の席に
出席してはいけませんし、
喪中期間中に挙式することは
お祝い事なので
控えたほうが良い場合があります。
ただし、故人が挙式することを
心待ちにしていた場合や、
招待客のご都合を考えた場合、
挙式を延期するのが
都合が悪い場合は、
喪中期間中であっても
挙式する場合もあります。
故人がお亡くなりになってから
最大50日の忌中期間中は
神社に参拝してはいけないのですが、
この忌中期間が過ぎれば、
喪中期間中であっても
神社に参拝しても問題ありません。
まとめ
いかがでしたか?
喪中期間中に
旅行などの遊行を控えるのは、
明治時代に作成された
服喪の取り決めが
その習慣のもとになっています。
そして、喪中が理由で
旅行をキャンセルする場合は、
旅行会社によっては
免除してくれることもありますが、
ほとんどの旅行会社は
喪中が理由であっても
規定通りキャンセル料を
請求することが多いようです。
ただし、国内ツアーであれば、
旅行当日より21日前であれば、
キャンセル料は発生しませんので、
21日前に故人が逝去された場合は、
速やかに旅行会社に連絡して
ツアーのキャンセルの手続きを
してもらいましょう。
さらに、旅行を申し込むときに
一緒に申し込む保険の中には
親族がお亡くなりになったことが理由で
旅行をキャンセルした場合、
キャンセル料金を
保証してくれる場合もありますので、
喪中期間中のため
旅行をキャンセルする場合は、
契約した保険を確認するのを
忘れないようにしましょうね。