終活、されている方多いですよね。
「残された家族が困らないように…」
と考えたときに一番ひっかかるのが
相続税ではないでしょうか。
『お金持ちも3代続けば庶民』
と言われるくらい、
日本の相続税制度はしっかりとしています。
- 遺族が遺産に気づかなかった
- 遺族が遺産の価値を知らなかった
- 相続税が必要とは思わなかった
- 相続税がこんなにかかると思わず
大きな負担となった
など困った事態が発生することも…。
家族のためにと残した遺品が
家族に負担をかけるのは悲しいです(>_<)
そこで今回は、
- 不動産・遺品にかかる税金
- 終活の相続税対策
についてご説明します。
自分が残す遺産によって、
家族がどのくらいの相続税を
支払わないといけなくなるのか、
一緒に見ていきましょう。
不動産・遺品にかかる税金とは?
不動産や遺品など、
相続するものほぼすべてが相続税の対象です。
- 宝石
- レコードコレクション
- 切手
- 車
- 家
- 土地
- 預金
- ゴルフ会員権
など、ありとあらゆるもの合計価格が
基礎控除額を上回った場合に
相続税が発生します。
基礎控除額は
3000万円+相続人の人数×600万円。
これ以上の相続財産については
税金を納めなくてはいけません。
不動産にかかる税金
家や土地などの不動産を相続した場合、
他の相続財産価格―基礎控除額×税率
が相続税になります。
税率は相続財産価格によって違います。
1,000万円以下 | 10% |
3,000万円以下 | 15% |
5,000万円以下 | 20% |
1億円以下 | 30% |
2億円以下 | 40% |
3億円以下 | 45% |
6億円以下 | 50% |
6億円超 | 55% |
※控除額や配偶者の特例などがあるため、
正確な税額は国税局にお問い合わせください。
相続税の基準となるのは路線価です。
路線価は毎年国税庁が公表しているため、
事前に調べておきましょう(*^^*)
遺品にかかる税金
宝石や家具といった遺品にも税金がかかります。
どれも相続時の時価が相続税の基準になるので、
たいていのものは減価償却が終わり
資産価値ゼロの場合が多いです。
ただ、
- 金
- プラチナ
- 着物
は要注意。
素人目には価値がわかりにくいため、
プロに査定してもらうのがおすすめです◎
終活の相続税対策!生前に最低限しておくべき遺品整理とは?
さて、相続税については
おわかりいただけたでしょうか?
つまり終活の相続税対策では
相続する財産すべての価値を把握して
家族に伝えてあげることが大切です。
その価格によっては
相続税の心配をする必要がありませんからね。
最低限の終活として、
自分の遺産をすべて
書き出しておいてあげましょう。
できればそれぞれの分配なども
書いておいてあげると、
相続でもめる心配をなくせますよ(*^^*)
その上で、
処分に困るような価値のないものは
できる限り自分で捨てておきましょう。
残された家族は思い出や思い入れにとらわれて
なかなか処分も換価もできず
困ってしまいますからね(>_<)
- 自分の遺産をすべて書き出しておく
- 分配方法を決めておく
- 価値のないものなどは
できる限り処分しておく
まとめ
いかがでしたか?
終活では相続税対策も大切です。
相続税はすべての遺品・不動産が対象。
- 家
- 宝石
- 車
- 着物
などあらゆる遺品の価値から
基礎控除を引いた額が課税対象額です。
基礎控除額は
3000万円+相続人の人数×600万円です。
家などの不動産の相続税は
路線価が基準となるため、
年に1年に1度、国税局に確認しておきましょう。
終活での相続対策としては
- 自分の遺産をすべて書き出しておく
- 分配方法を決めておく
- 価値のないものなどは
できる限り処分しておく
のがおすすめです◎
特に遺産すべての価格は
相続税が課税か非課税かに関わるので、
遺族のために一覧表などを作ってあげましょう。