子なし夫婦は老後の貯金をいくらするべき?生活費の平均から算出

現代はすでに結婚しても親と同居する習慣が
廃れていますが、それでも子なし夫婦は
子供がいる夫婦に比べ、多めに老後の貯金を
しておくべきといえます。

なぜなら子供がいないという事は、
将来的には確実に老老介護という状況に
なるので、子アリ夫婦に比べて
多くの介護費を準備しておく必要が
あるためです。

実際にFPである筆者は、
子なし夫婦に頻繁に老後の貯金額を
相談されますが、
やはり多くなりがちですね。

そこで今回は、
子なし夫婦の老後の貯金額について
お伝えします。

あなたの老後に、お役立て下さいませ。

子どもがいない夫婦の老後!生活費の平均は2人で月いくら?

子供の有無で老後の生活費が変わる事は
稀ですが、それでも冒頭でも触れたように、
さらに未来の生活で介護費等が
多めにかかる事も多いので、
注意が必要です。

余裕を持って準備しましょう。

ちなみに中には、子供がいないからこそ
支えるべき人がいない事に安心し
かえって支出が増えてしまう事もあります。

先の先を意識して、なるべく
少しでも節約していきましょう。

次の章から、
少しポイントをお伝えします。

1.生活費の平均は2人で月『30~35』万円

老後の生活費の平均は、2人で
月に30~35万円程度になります。

また先ほどの介護費については、
本気で必要具合が様々なので、
実際にいくら必要かは未知数です。

多めに準備しましょう。

ただ最近では、準備不足に陥るのが
普通とも言えるので、老後も働く前提で
準備を進めた方が無難です。

なお、仮に準備不足に陥ると
その場合は強引に貰える年金の範囲で
生活することになります。

そして貰える年金は、平均年収なら
一人14万円、二人でも28万円なので
この範囲で生活するのは困難で普通です。

老後にこのような生活を送るのは
本当に厳しいと言わざるをえないので
心して準備に励みましょう。

2.老後の夫婦の生活費の内訳は?

老後の夫婦の生活費は、およそ
20万円少々がメイン生活費になり、
10万円前後がゆとりのための資金に
なります。

ただし、実際にいくらくらい必要かは、
夫婦の生活水準次第なのが実情です。

それだけに、
周囲に合わせて安心するのではなく、
「自分達の場合はどうか」で
考えることが大切といえます。

なお、中にはゆとり資金を
考えない方もいるのですが、
ゆとりのない生活は生きるのが苦痛です。

しかも、今は人生100年と言われるので
今後そんな生活が長く続く事になります。

今の日本では安楽死もできませんし
弱ったカラダでは何もできませんから
本当に現役中の準備が大切です。

子なし夫婦の老後の貯金はいくらあればいいの?

一概には言えませんが、
子なし夫婦の場合は、老後の貯金として
最低でも4千万円程度
欲しいところです。

3千万円が生活費の補てんとして、
残りの1千万円を介護費に充てる
計算になります。

ただし、繰り返しですが
必要額は個人差が大きいので、
目安以上に蓄えることを
意識する事が大切です。

また、貯金が厳しい方の中には
「本当にそんなに貯金いるの?」と
早々に貯金を諦める方もいます。

現実逃避をしても、逃げられないので
厳しくても何らかの方法を考え抜いて
そして実行していく事が大切です。

必要に応じてFPへの相談も視野に入れ
あるいは自分でネットを駆使して
何らかの方法を模索しましょう。

なお、貯金をもっと知りたい方は
以下の記事も参考にどうぞ。

⇒老後の不安を貯金で解消!いくらあれば安心?【ケース別解説】

ガンバって貯金しましょう。

子なし夫婦の老後で面倒を見てくれる人がいない場合はどうする?

子なし夫婦は当然に誰も
面倒を見てくれませんから、
基本は老老介護をしつつ、
必要に応じてヘルパーさん利用や
老人ホーム入居をするのが基本です。

お金が無かったら、
誰も助けてくれません。

このため、ハッキリ言って
準備不足の場合は「どうにもならない」
ものなので、強く注意しましょう。

ちなみに、本気でどうにもならないなら
待ち受けるのは「生活保護」です。

そして生活保護は、最低ラインで
しかも今は減額傾向ですから
楽しい老後を送るのは困難といえます。

子なし夫婦の老後は家を持ち続ける必要はあるの?

子なし夫婦の老後生活においては、
必ずしも家を持ち続ける必要はありません。

持ち続けるのもアリなのですが、
生活が困窮してきたら、
売ったり貸したりする事
視野にいれる事が大切です。

ただし結局、どこか住むところは必要ですし
賃貸なら賃料が必要ですから、
ムリに手放さないようにしましょう。

まとめ:子なし夫婦の老後資金は結局いくら必要?

子なし夫婦の老後資金は
最低でも4千万円程度は欲しいです。

無ければ無いで仕方ないのですが
その時は相応に覚悟が必要でしょう。

強い危機感を持って、早くから
過酷な老後に備えましょう。

なお、貧乏生活が気になる方は
以下の記事も参考にどうぞ。

⇒老後の貧乏生活の実態とは?貧乏な老後を防ぐための5つの施策

くれぐれも油断すること無く
警戒の上で備えましょう。

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