老後生活を送っている方というのは、
全ての人が年金を貰っている訳ではなく、
中には過去に年金を払ってない人もいます。
そういう人は、当然のように年金ナシで
生活している訳です。
どうやって生活しているのか、
不思議に思う方もいるかもしれませんが、
ひとまず何らかの方法で生活しているのが
実情といえます。
実際にFPである筆者は、
年金を払ってない人の老後について、
過去に相談された事もありますよ。
そこで今回は、
年金を払ってない人の老後とその対策を
お伝えします。
あなたの老後に、お役立て下さいませ。
年金未納者の老後はどうなっているの?
年金未納者の老後も、意外と様々です。
自分でお店を経営して収入を
得ているような人もいれば、
莫大な財産を築いて
悠々自適に暮らしている方、あるいは
生活保護で生活している方もいます。
それだけに、必ずしも年金未納は
ダメな事ではないのですが、
代替案の有無は非常に重要です。
なお、老後の貧乏が気になる方は
以下の記事も参考にどうぞ。
⇒老後の貧乏生活の実態とは?貧乏な老後を防ぐための5つの施策
時代の変化に注意しましょう。
無年金の親と同居している家庭の実態を調査してみた
無年金の親と同居している家庭も、
意外と様々です。
親子仲良く暮らしているケースもあれば、
親を邪魔者扱いしているケース、
あるいは嫁姑問題などが
発生しているケースもあるでしょうか。
ひとまずお金の面だけで言えば、同居しても
食費と小遣いが必要な程度ですから、
同居可能な事が多いといえます。
無年金障害者の救済法ってどんなものがあるの?
無年金かつ障害のある方を救う
方法としては、ひとまず最優先は
「家族の支援」でしょう。
家族間や親戚関係でどうにもならない場合は
生活保護などの行政の支援を
求める事になります。
もっとも、最近では真っ先に
生活保護を求める傾向にあるので、
優先順位は変わるかもしれません。
「老後に年金なし」とならないための対策を紹介!
最近の若い世代には、
「自分らの頃には年金が貰えない」
と考えて、最初から年金を
支払っていない方も多くおられます。
どう考えるかは自由ですが、
それならそれで代替案を
取っておきましょう。
次の章から、
無年金対策をお伝えします。
1.年金を支払う
まずは「年金を支払う」です。
無年金が怖いのなら、やはり素直に
年金を支払う方法があるでしょう。
将来的に貰えない可能性も
ゼロとは言いませんが、一応まだ
制度破綻していませんからね。
ちなみに年金は、
高齢になってから貰う以外にも、
障害時や死亡時にも貰えますから、
覚えておきましょう。
2.貯金をする
次に「貯金をする」です。
年金が貰えなくても、
十分な貯金さえあれば、
老後生活も安心できるでしょう。
一年分の生活費を、100歳になるまで分、
用意できれば大丈夫ではありませんか。
仮に生活費が年に500万円で、
40年分とすれば2億円あれば大丈夫と
言えますから、ここまでガンバりましょう。
3.投資をする
そして「投資をする」です。
これは先ほどの2億円などが
該当するのですが、投資をして十分な資産を
形成する方法になります。
リスクもありますが、貯金だけよりは
増えやすいと言えるでしょう。
ちなみに投資は、大金を動かすほどに
低いリスクで十分なリターンが
得られますから、それまでが勝負です。
4.老後も働く
さらに「老後も働く」です。
実際には健康寿命の問題や雇用不安も
ある訳ですが、それでも本気で
「死ぬまで働く」つもりなのなら、
特に年金がなくても生活に困ることは
無いといえるでしょう。
ちなみに最近では、本気で
「死ぬまで働く」を実践するために、
老後に独立する方も多いですよ。
5.生活保護を貰う
最後は「生活保護を貰う」です。
ちょっとズルいと感じる方も多いのですが、
年金がなくて生活に困ってしまえば、
最後に頼れるのは生活保護になります。
どうにか貰えるようお願いしましょう。
ちなみに生活保護は、国民年金よりも
多くのお金が貰える制度ですから、
色々と言われているのが実情です。
無年金は自己責任なのか?
無年金は一応、自己責任と言われても
仕方のない事です。
支払えなかった様々な事情はあっても、
年金を支払うことは国民の義務ですからね。
義務違反を犯した代償は、
自分で背負うのが基本です。
ただ、無年金でも生活保護は
申請できますから、そういう意味では
国民に優しい国と言えるでしょう。
親が無年金の場合!相談すべき場所は役所?
親が無年金の場合、相談すべき最初は
「兄弟姉妹、あるいは親戚」でしょう。
それらでどうにも解決できない場合、
ようやく相談できるのが役所と言えます。
結局、役所から確認も入りますからね。
なお、子供が無理をすると、今度は
子供が老後に入った時に
苦労しがちですから、注意が必要です。
まとめ
今回の記事では
老後の無年金対策を
- 年金を支払う
- 貯金をする
- 投資をする
- 老後も働く
- 生活保護を貰う
とお伝えしました。
結局、老後への対策というのは
老後に入ってからでは手遅れです。
現役中のうちから老後を考え
様々に準備していきましょう。
なお、生活保護が気になる方は
以下の記事も参考にどうぞ。
⇒老後の生活保護は条件がある?無年金や母子家庭などケース別に解説
危機感を持って対処しましょう。