定年退職の年齢!公務員の場合は何歳まで?【徹底解説】

意外と知られておらず、
そして当人達でさえも
あまり危機感を持っていないのが
公務員の定年退職の年齢です。

まさしく今がその移行期間中なのですが、
今は年金を受け取れる年齢が
原則65歳となっているにも関わらず、
今の公務員の定年退職は従前のままなので、
このままなら収入の空白期間ができます。

実際にFPである筆者は、公務員の方から
定年退職後を見据えた対策を
相談されているのが実情です。

そこで今回は、
公務員の定年退職の年齢について
お伝えします。

あなたの人生に、お役立て下さいませ。

公務員の定年退職はいつ?

公務員の定年退職は、今のところ
以前の60歳のままとなっています。

このため、このままなら
5年間の無収入期間が
出来てしまうのが実情です。

自分は公務員だから大丈夫だろうと考え、
あまり貯金をしてこなかった世帯は、
一気に老後破産に陥る事もあるでしょう。

実際に筆者は、元公務員の方の
老後破産を度々聞いています。

民間人でも同様ですが、もはや今は
公務員であっても生涯を見据えた
ライフプランが必須の時代です。

「公務員は生涯安泰」だったのは
過去の話と考え、しっかりと
貯金や資産形成に励みましょう。

なお、定年の変化が気になる方は
以下の記事も参考にどうぞ。

⇒定年退職の年齢推移!法律の変化で変わった現在の事情とは?

時代は変わりますね。

公務員の定年延長はいつから?

明確な決定はまだですが、
公務員の定年延長は2021年度から
着手される見込みです。

そして、3年に1歳ずつ延長され、
最終的に2033年に65歳となる見込みと
なっています。

本当に実現されるかは不明ですが、
ひとまず比較的若い方にとっては
朗報かもしれませんね。

ただし、その一方で
定年延長を実施するということは、
その分だけ「財源」が必要なこともあるので
現役中の給与が少なくなったり、
延長後の給与が下がったり
するかもしれません。

この辺りは民間と同じ考え方になりますが、
ひとまず公務員も油断はできませんね。

公務員の定年は55歳でも可能?

現在の公務員の定年は60歳です。

ただ、実際には一部の公務員は
55歳くらいから、いわゆる
「天下り」という早期退職をしています。

またそうでなくても、公務員も
自発的に退職することは可能ですから、
自分で自分の勇退時期を早めてしまう
手段もアリでしょう。

ただし民間人でもそうですが、現代は
生涯働くのが基本の時代なので、
元公務員であっても再就職先を
探すことが必要になるかもしれません。

そしてそれなら、ギリギリまで
公務員でいた方が有利なことが多いので、
前倒し退職は十分に考えて
実行したいところです。

なお、もっと早期退職を知りたい方は
以下の記事も参考にどうぞ。

⇒定年退職の年齢は55歳から選べる?早期退職のメリットとデメリット

なるべくギリギリまで働きましょう。

公務員の定年制度の3つの例外

繰り返しになりますが、
公務員の定年は今のところ60歳です。

ただし、全ての公務員が60歳で
定年という訳でもありません。

また年金受け取り時期との乖離も
ありますから、平成13年度から
「再任用制度」も導入しています。

ただ、仮に定年が伸びたり
再任用されたりしたとしても、
結局のところ「死ぬまで公務員として働く」
のはムリがありますから、
再就職を検討することも大切です。

つくづく、今は公務員でも
油断できない危険な時代といえますから、
十分な危機感を持って備えましょう。

1.62歳で定年の公務員

62歳で定年を迎える公務員は、
一部の特殊な官職の方になります。

具体的にいえば、事務次官、外局の長官、
財務官、内閣法制次長、警視総監などの
方です。

早い話が
「偉くなったら定年も少しだけ延びる」
と言えるのかもしれません。

ただし、62歳まで定年が延びたとしても
人生100年時代で考えれば、
あまりに短い延長といえるでしょう。

定年までに十分な貯金ができなければ、
上記のような過去の栄光がある方でも
老後破産する可能性もありますから、
つくづく気を引き締めた方が
良いといえます。

2.63歳で定年の公務員

63歳で定年を迎える公務員は、
さらに少し特殊な官職の方になります。

具体的にいえば、検察官、守衛、
用務員、在外公館に勤務する職員、
皇宮警察学校教育主事、
海技試験管などの方です。

一般の方からすれば、肩書きを聞いても
分からないレベルかもしれませんね。

ただし、繰り返しですが
今は人生100年時代ですから、
さらに1歳定年延長されたとしても
「焼け石に水」です。

輝かしい過去の栄光を汚さないためにも、
できれば早いうちから未来を見据えて
貯金に励み、万全の状態で
老後生活へと突入して行きましょう。

3.65歳で定年の公務員

実は現時点でも、
一部の公務員の方は65歳が定年
になっています。

具体的にいえば、検事総長、
病院・療養所・診療所等の医師、歯科医師
などです。

他にも、おおよそ肩書きが「〇〇長」
などという方については、65歳が定年です。

さらに、「法律によって
人気を定めて任用される職員」と
「非常勤職員」については、そもそも
定年制度が適用されないとされています。

また一部の方には「勤務延長」も
適用がありますから、意外と公務員も
定年時期はバラつくかもしれません。

まとめ

定年退職が気になる方は動画もどうぞ。

今回の記事では、
公務員の定年退職について
様々な角度でお伝えしました。

つくづく、今は公務員であっても
「生涯安泰」ではない時代です。

定年後や数十年後を見据えて
資産形成に励みましょう。

なお、失業給付が気になる方は
以下の記事も参考にどうぞ。

⇒定年退職の再雇用!失業保険の受給資格はあるの?【徹底解説】

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