家庭を持ち、家を建てて生活していると
引越しする機会もなくなり、不用品など
がどんどんたまっていくのが現状では
ないでしょうか?
今はテレビでも特集となるほど終活や
断捨離が話題となり、関心を持つ方も
増えてきています。
しかし実際に終活の準備って
「いつから始めたらいいんだろう?」
「どんな事をすればいい?」
「どうして必要なの?」
とピンとこないという方のほうが多い
と思います。
今回は終活に興味を持ち始めた方へ
- 終活はいつからはじめるの?
- 終活準備が必要な理由とは?
- 一人暮らしの場合はどうする?
- 終活のベストタイミングは?
と気になる疑問点を集めて詳しく
解説していますので参考にして下さい。
終活の準備はどんなことを考えていつからはじめるの?
終活の準備とはどういうことを
するのか?がわかれば、おのずと
いつから始めるべきかも見えてきます。
「終活」とは人生の終末を迎えるための
準備の事を言いますが、人生を振り返る
キッカケは様々です。
仕事を辞めた時、子供が独立した時
家族が亡くなった時や環境が変わり、
気持ちの整理が必要となった時などが
良いタイミングとも言えますね。
終活は第一に残された家族の事を考える準備と言っても過言ではありません。
残された身になって考えてみると何をするべきかが見えてくるでしょう!
終活準備が必要な理由とは?
何故終活の準備が必要なのでしょう?
何故なら
自分の部屋や身辺整理をするのは家族
だからです。
自分は死んでいなくなるのだから後の事は
家族に任せればいいやと思いがちです。
しかし実際に残された家族がどんな大変
な思いをするのか考えた事はありますか?
不用品が多い場合や、パソコンやスマホ
のデータの取り扱いなど、自分にしか
わからない事は意外と多い物です。
何より一番に
家族の負担を減らすための準備
と心得ておくことが重要だと言えます。
次では具体的にしておくべき事を
「5つのチェックリスト」として詳しく
説明して行きますね。
<その1>終活準備に必要な終活ノートを作る
終活をする上でとても便利に活用できる
のが終活(エンディング)ノートです。
やるべき事、決めておきたい事、
残しておきたい大切な人へのメッセージ
など普段考えもしなかった事でも、
書式があると整理しやすくなります。
終活ノートの作り方や書式のダウンロード
について詳しく解説している記事があり
ますのでこちらも参考にして下さいね。
⇒ 終活のノートはどうやって作る?基本の書式はダウンロードできる?
<その2>終活準備!不動産や相続はどうする?
終活でもっとも重要と言える事柄に
財産や相続があります。
預貯金など多額になると信頼してる
家族内でも、もめ事に発展するケース
が多く、骨肉の争いもけっして大袈裟
ではないのです。
逆に不動産や相続の手続きは複雑なので
誰も自ら手を出そうとは思いません。
手続きの大変さを知り、その上で相続人
をしっかり決めておく事で家族内の
トラブルを避けることができます。
不動産や相続の手続きにかかる費用も想像以上に高くつく場合があります。
揃える書類だけでも大変なので、不動産に関わる重要書類の置き場所などは必ず記しておきましょう。
<その3>終活準備!お墓はどうするのかを検討する
自分が亡くなったらお墓に入るものと
漠然と考えているかもしれません。
お墓を持っている場合でも、
永代供養となっているのか?
管理費や維持費を払い続けるのか?
によって状況は大きく違ってきます。
お墓が無い場合の検討や宗派は何か、
又、葬儀はどのようにしてほしいのか
など想像もつかない問題がたくさん
あるので事前準備が必要となってきます。
永代供養とは、お墓参りや管理をしてくれる人がいないに代わって、お寺や霊園が管理や供養をしてくれる埋葬方法の事を言います。
管理費はお寺や霊園によっても大きく金額が変わりますので、支払い方も含め確認しておくと安心でしょう。
<その4>終活準備!断捨離をはじめよう!
終活のひとつとして今話題となっている
のが「断捨離」です。
不要な物を捨て、生活に調和をもたらそうとする思想の事で、ヨーガの行法を応用したもので、
【断】不要な物を手に入れる事を避ける
【捨】家にある不要な物を捨てる
【離】物への執着から離れる
として身軽になり、快適な生活と人生を手に入れることが目的となっています。
もしもの時の家族の負担を減らす上でも
有効ですが、 物を減らす事で本当の豊かさ
を知り、自分を見つめ直すポジティブな
発想とも言えますね。
ここで紹介する動画は断捨離のコツが
いっぱい詰まっているので是非参考に
して下さい。
<その5>終活準備!おすすめの本をチェック
40代~50代になると親も高齢になり、
友人同士の会話でも必ず老後の話や
終活が話題にあがります。
友だち同士で情報交換も良い手段ですが、
お付き合いがあまりない方や情報収集の
仕方がわからないという方には
終活の本がおススメです。
終活の本を人気別にランキングで紹介して
いる記事がありますのでこちらも参考に
して下さいね。
終活の準備!一人暮らしの場合はどうする?
終活を積極的に行っている方の中には
一人暮らしの方が多いと言われます。
ずっと独身や家族を失い一人で暮らす
高齢者は年々増えているのが現状です。
そんな一人暮らし(おひとり様)の方
の終活はとても切実なものです。
孤独死への不安を少しでも軽くするため
にも終活(エンディング)ノートを活用
したいものです。
財産があり相続人がいない場合は国の物
になってしまうため、その使い道の希望
なども記しておきたいものです。
又、負の財産(借金やクレジットカード)
は後処理が大変と言われいます。
不安を覚えたならカードの利用は中止
するなど現金での生活に切り替えるのも
重要だと言えますね。
ひとり暮らしで身内もいないとなると色々な不安を拭いきることはできません。
入るお墓もないという場合は共同墓に入る「墓友」を探すというのも安心材料のひとつと言えます。
終活をスタートするベストタイミングは定年退職後!?
最後に終活を始めるベストタイミング
について考えてみましょう。
よく言われるのは「定年退職後」で
時間的余裕ができ、人生を振り返る
絶好のタイミングと言えます。
しかし働いてきた男性と専業主婦で
働いていない女性とでは終活への
意識が異なるのも当然です。
女性の方に関心や意識が高い理由として
平均寿命の違いが考えられています。
介護する立場も多い女性ならではの
終活への思いがあるからだと思われます。
年齢に関係なく人には節目が存在します。
ふと人生を振り返り、自分を見つめ直す
時間が幾度となく訪れる事でしょう。
病気や家族の死などに限らず、「終活」を
意識したその時こそベストタイミングだと
言えるのではないでしょうか!
特に定年退職後は何もやる事がなくなり認知症やうつ病になりやすいと言われています。
趣味を持つ事で友人も増え、「終活」もグッと身近に感じられるので楽しみながらの終活をおススメします。
まとめ
終活についてお話しして来ましたが、
いくら話題にあがっても興味がない、
必要性を感じないという方がいても
不思議ではありません。
むしろ考える必要がないなら幸せな
事なのかもしれません。
ただし、誰にでも訪れる死である以上、
”誰かが自分の生活の後始末をする”
という事は忘れないでおきたいものです。
一家の大黒柱こそ押さえておきたい
終活のポイントをおさらいしましょう。
- 終活は思い立った時から始めよう!
- いつでも書き記せる準備をしよう!
- 元気な内に話し合いの場を持とう!
ひとりになって悶々と考えるのは不安を
募らせるだけなので避けたいものです。
注目を集める話題として知名度も増して
いる今こそ「終活」の言葉に敏感になり
ポジティブにとらえ、豊かな人生を送る
活動にして行きたいものですね。